みかづき通信

本の紹介、『架空の夫と』の読書日記、日々の生活の記録を残しています。

星のような、宝石のような文体とは?

私は、「自分プロジェクト」というのをいくつか作ってある。
「自分プロジェクト」とは松浦弥太郎さんの本に載っているプロジェクトで、
誰かに「やれ」と言われたり、自分で「やらねばならない」と堅苦しく考えた
ものではなく、『これができたら、すてきだろうな、面白いだろうな、
きっと新しい発見があるだろうな』といったプロジェクト。

 

 


そういうわけで、いくつか私の「自分プロジェクト」を作ったのだが、
その中で、「星のような、宝石のような文体を会得する」というものがある。


蛇足な気もするのだが、私のことを知らない人向けに一応、説明しておく。
私は、本にたずさわる仕事がしたくて(昔は小説家になりたかったが、
今は小説家にこだわってない)、このように、ブログを書いたり、雑誌を作ったり、
一次・二字創作で小説を書いてみたり、している。


私の書く文章は良くも悪くもあっさりしている気がして、
長期的に取り組むプロジェクトとして
「星のような、宝石のような文体を会得する」と決めた。


しかし、「星のような、宝石のような文体とは?」という疑問が出てきた。
あまりにも抽象的ではないだろうか? と思い、ノートで深掘りしてみることにした。
「星・宝石の文体」は人によって千差万別だから、他人軸で考えてもしかたないと
思い、自分軸で考えてみる。
私の中での「星・宝石の文体」は「手のひらの中におさめられるキラキラしたもの」だった。

これではまだ、抽象的だ。
私にとって、手にとれるキラキラしたものはなんだろう? 

とさらに深掘りしてみると、
パッと頭に浮かんだのが、母が十年以上前に買ってくれてたフローライト(蛍石)。
全体は緑色なのだが、スッと一本、線を引くように薄紫色が入っている。
形も私の手になじみ、つるつるした表面が愛おしい。
何時間でも見てられる石だ。そして、精神的なお守りでもある。


つまり、私にとって「星・宝石の文体」とは「お守りみたいな文体」なのでは?
「祈り」にも似ているかもしれない。
全ての小説は、「祈り」に似ていると思う。
「祈り」は「思いの強さ」なので、小手先のテクニックでは得られないものだ。
「星・宝石の文体」は「ブレない核を持った文体」と言い換えることもできる。
それには「書き手の人格を高める」しかない気がしてきて、
「ん? これは7つの習慣に通ずるものがあるのではないか?」と気づく。
「7つの習慣」を手に入れられれば、「星・宝石の文体」に近づけるのではないだろうか。そのためには、たくさんの練習が必要だ。
たくさん書いて、書いて、書きまくる。壁は何度も出現するだろうが、そこを
乗り越えるか、ぶち破っていけば「星・宝石の文体」を会得できそうだ。


基本的な文章術の本も読んでおいた方がいい。
手持ちの文章術の本で、血肉になりそうなのは
●めんどくさがりなきみのための文章教室(はやみねかおる
●書く人はここで躓く!(宮原昭夫
この二冊。

 

 

 

 


ここに、
●まんがでわかる7つの習慣 シリーズ

 

まんがでわかる 7つの習慣

まんがでわかる 7つの習慣

  • 発売日: 2013/10/11
  • メディア: 単行本
 

 


を追加して、三冊集中して読もう。


読む(インプット)だけじゃなく、出力・実践(アウトプット)も大事だ。
私の文章が、「星・宝石の文体」になれた時には、こっそり教えてもらいたい。