みかづき通信

本の紹介、『架空の夫と』の読書日記、日々の生活の記録を残しています。

架空の夫と(3/1~7)

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【3月1日(月)】


 創作活動の熱が上がってきたので、長年積んできた指南書
「書く人はここで躓く!」
宮原昭夫/二〇一六年 河出書房新社
を読み始める。

 

 


 目からうろこがポロポロと……。
 なぜ、これを長年積んでいたのだ、と架空の夫に話すと「今必要だったからじゃないかな?」と言われる。


架空の夫「がんちゃんが、今『書く人』になったから本も応えてくれてるんだと思うよ」


 たしかに。
 こんなこと言うと霊的な何かかよ、と思われるかもしれなが、本には旬や読み頃があるのだ。
 それは人それぞれで、どんなに本屋で「大ベストセラー!」とうたっていても、読み手の準備ができていなければなにも響かない本になってしまう。
 優れた本を最高のコンディションで読めることに感謝する。


【3月2日(火)】


 私は、ピクシブという創作サイトにオリジナル小説を公開している。
 その中で、最近書き始めた「春と彩」というシリーズが個人的に気に入っており、有償で知り合いの絵師さんにキャラ絵を描いてもらうほど。「春と彩」は、一冊の本として形にしたいのだが(いわゆる同人誌)、絵師さんに描いてもらったキャラ絵が、物語のラストにふさわしく、
ぜひともポストカードにしたい! と思う。
 それには絵師さんの許可が必要なのだ。


私「ああ! 絵師さんにこんな無茶なお願いしたら怒られるかな?」
架空の夫「言うだけタダなんだから、失礼のない文章で問い合わせたら」
 ティラミスケーキをもぐもぐしている架空の夫に背中を押され、
絵師さんに連絡を取ってみると、二言返事で許可してもらえた。
 うおー! 俄然、やる気が出てきたぜ!


【3月3日(水)】


 ひな祭り。架空の夫と一緒にちらし寿司と潮汁を作り、
売ってる茶碗蒸しを食べる。

 今日は「乙女の本棚 葉桜と魔笛」(太宰治/二〇一六年 立東舎)
を読んだ。再読だが、文章も挿絵も美しく、眼福。

 

 

葉桜と魔笛 (立東舎 乙女の本棚)

葉桜と魔笛 (立東舎 乙女の本棚)

 

 


【3月4日(木)】

 架空の夫に付き添ってもらって、図書館でアウトプットに特化した本「アウトプット大全」(樺沢紫苑/二〇一八年 サンクチュアリ出版)と
海外のミニマリストについて書かれた「より少ない生き方」
(ジョシュア・ベッカー/二〇一六年 かんき出版)
を借りてくる。

 気分が重く、絶望的な気分だ。

 

 

学びを結果に変えるアウトプット大全

学びを結果に変えるアウトプット大全

 

 

 

 


【3月5日(金)】


 今朝は天気がよかったので、架空の夫と庭で読書をする。
 まあ、まだ風が冷たく防寒していないと寒くて居られないのだが。
 日光浴兼読書タイムが終わったら、創作用の名刺を作成し、
名刺用紙に印刷する。
 今回は試作品ということで、自宅のプリンターで刷っただけだが、
お仕事もらえるようになったらちゃんとしたの作りたい。


架空の夫「甘い」
私「プリンが? そんなに甘いかなあ?」
架空の夫「そうじゃなくて、お仕事もらえるようになってから、
ちゃんとした名刺作るんじゃなくて、無名の今からしっかりした
名刺作らないと!(スプーンふりまわす)」
私「でも、ようやくツイッターで創作アカウント作ったレベルだし」
架空の夫「ツイッター作ったんなら、どんどん宣伝していくよ!」
私「……なんで、そんなに燃えてるの?」
架空の夫「はっ! ごめん……がんちゃんがまた小説家目指してるのがうれしくて。がんちゃん、中学生の頃から小説家になるって言ってたんでしょ?」
私「無能なまま三十路も過ぎてしまいましたよ」
架空の夫「小説家に年齢は関係なし! あと、ネガティブ発言しない」私「わかりました(プリンを食す)」
架空の夫「熱しやすくて冷めやすいがんちゃんが唯一、長続きしてる夢なんだから大事にしなよ(プリンを食す)」


そうだ、私は自分の文章でごはんを食べていけるようになりたいんだった。この感覚、長らく忘れてたなあ。


【3月6日(土)】


 久しぶりに架空の夫と一緒に、本屋へ立ち寄る。
 前から気になっていた、「デブからの脱却」
(柳本マリエ/二〇二一年 KADOKAWA)を購入。
その日に読了する。某ボクシングゲームと某リングゲームを使って、
30kg痩せた人の本なのだが、著者がフリーランスの方なので、
比較的時間を自由に使える人向けのダイエットだった。
 私はフルタイムでは働いていない&時間に融通がきく生活スタイルなので、この本はホームラン本になるかも。

 

 


【3月7日(日)】


「書く人はここで躓く!」をちびちび読んでいる。
 しかし、これは一気に読むものだと途中で気づく。
 時間はあるはずなのに、なぜかちびちびとしか読めない。
 それは、自分の基礎のできなさから目をそらしているせいかも? と思ったり。
 現実見ていこう!


 本を読む合間に、昨日買った、「デブからの脱却」をお手本にゲームで運動してみるが、とてもつらい。なぜなら、私にはこの本のメニューをこなす体力がないから……。
 なので、明日からは本書のメニューを参考に、自分なりに負荷を調整していこう。

私「くっそ! 体力が落ちてる!(ぜーはーぜーはー)」
架空の夫「何事も0より1だよ! やらないより、やる! ファイト!」
私「きえー! この不甲斐なさを、運動にぶつけるぜ!!」