みかづき通信

本の紹介、『架空の夫と』の読書日記、日々の生活の記録を残しています。

四月始まってた……。

 気づいたら四月になっていた。四月といえば、新学期・新生活と何かと環境の変わるスタート月であるが、現在無職の私にはあまり実感がない。

 

 周囲と足並みをそろえて何かをスタートしろとは思わないが、新鮮味も挑戦もない生活はさすがに「まずいのでは?」と危機感がわく。

 

 環境が極端に変わると、すぐストレスが体に出てしまうので、まずは足先から新しい環境に浸かりたい。

 そんな考えは甘いぞ! と、脳内警察が自分を追い込もうとする。

この脳内警察はやっかいだ。

自分で自分を「過剰に」取り締まりたがる。

 自分を律するというのはわけが違う。

お祭りですくった金魚を、いきなり真水にぶち込むかのごとく、

自分が適応できない方へと放り込もうとするのだ。

 完璧主義すぎるせい、ともいえる。

 

 なので、今回は脳内警察にはおとなしくしてもらおう。

 

 さて、では四月はどう過ごしてみるか。

 

 何か日々の生活の指針になる本はなかっただろうか、と本棚をちらりと見る。

 あった。

 石井ゆかりさんの「星栞 2021年の星占い」が。

「占いを生活の指針に? 愚かな!」と現実主義な方から嘲笑された気がするが、

今年の乙女座は、この本によると結構良い運勢なのだ。

「でもそれって占いだろ?」と、またしても鼻で笑われた気がする。

 

 こちらの本の中身だが、毎日(2021年分)の運勢が短い文で掲載されている。

しかも「○○がラッキーアイテム」「○○をして過ごそう」と押しつけがましいことは一切書かれていない。そう、これは正しく「星占い」の本なのだ。星のめぐりが書かれているだけ。事細かな未来予知は占いの領分ではない。超能力者、もしくは詐欺師の領分だ。

 

 大切なのは、占いに全面服従することではなく、

占いを自分なりに解釈して生活を楽しむ、ということにある。

 

 そんなわけで、星のめぐりが書かれたこの本を生活の指針にして

四月を過ごしてみる。今日は愛について嬉しいことがあるらしい。