お父さん、お母さん、私は「本の結び屋」として「書評」に惚れてしまいました!!
「本の結び屋」と聞いても ん? と首を傾げられる方もいらっしゃるでしょう。
この「本の結び屋」とは私が考えた職業で、主に「物語を紡ぎ、物語と人を繋ぐ」ことを目的としています。
物語を「紡ぐ」のは、主に小説の創作活動を。物語と人を「繋ぐ」のは、主に書評活動を指します。
「紡ぐ」ことは(結果はどうあれ)長年やってきたことですが、「繋ぐ」ことはまったくの未経験。
そんな私ですが、先日、書評サイト『ブックレコメンド』にて書評を寄稿することができました。
宣伝になってしまいますが、こちら↓がその書評です。
「いいね」の数×30円が原稿料になるので、ページの下部にある
「いいね」ボタン(ログインせず、誰でも押せます)を押していただけると助かります。
『小公女』フランシス・ホジソン・バーネット(著)の次に読む本 – ブックレコメンド
『ブックレコメンド』に書評が載ると決まった日と実際に記事が公開された日は、
「このままじゃ鼻から滝のような血を流す!」
と思ったほどの興奮と緊張を覚えました。
こんな気持ちになったのは、乙女ゲー(女性向け恋愛ゲーム)を
プレイする時くらいです! もう、これはガチ恋ですよね!
………。
んん゛! さて、私の拗らせ具合は横に置いておいて。
「ブックレコメンド」には引き続き、(採用されれば)書評を寄稿していきたいです。
今回はたまたま審査に通っただけなので、きちんと「書評」のお仕事について知っておきたい。
ネット検索すれば「書評の書き方」くらいはすぐにヒットしますが、情報は膨大です。
ずぼらなので、できれば、本3冊分くらいで全てをすませたい。
なら、本を読むか、とアマゾンで検索(地元の本屋は、どこも書評の本は置いてなかった)するもこちらも数が多い。
人生は選択の連続と言うが、本文の確認できないネットで、目的の本を選ぶのは素人には無理だぁ! とPCを閉じました。
枯れない泉のようにお金が湧き出ていれば、気になった本を片っ端からカートに入れて購入できますが、現実は「無職」。
「無職」とはすなわち「お金がない」のであります。
あまりお金をかけずに、自分の代わりに本を選んでくれる人はおらんかねー、と嘆いた時、思い出したのは「レファレンス」という言葉。
「レファレンス」とは図書館(や図書室)にて、司書さんに本の相談(「○○に関する資料を探している」「××について書かれた本はありますか」など)ができるサービス。
もちろん、無料である。
なのに、選んでくれるのは本のプロ。
無料な上に質の高いサービスが受けられるって……すごいな。
図書館には何度も通っていますが「レファレンス」をするのは初めて。
結構、ドキドキしながら司書さんに
「あのぉ、書評の書き方とか、仕事内容について書かれた本を探しているのですが」
と尋ねると、「少々お待ちください」とキーボードをカタカタ。
お。これは今年の本屋大賞で二位を獲った『お探し物は図書室まで』(青山美智子/著)の世界観!! とか心の中で思っていると、本がヒットします。
しばらくして司書さんが書庫から持ってきたのは、
『ニッポンの書評』(豊崎由美/著)
『書評はまったくむずかしい』(赤坂憲雄/著)
の二冊。
「今、当館にあるのはこの二冊だけですね」
司書さんは少し申し訳なさそうにしていたが、いやいや! ありがたいです!
中身を確認してから、私はこの二冊を借りて無事、帰宅。
まだ、全部を読み終わったわけではないが、今までよくわからなかった「書評」「書評家」について書かれているので勉強になります。
この他に、実際に書評家として活躍している方の生の声が聞けるものはないかとYouTubeで動画を検索したら、ありました。
メモを取りながら視聴しましたが、た……ためになる!
これも公式チャンネルが無料で公開している動画。
無料って怪しいイメージがありますけど、きちんとした所を探せばちゃんと入り口は用意されているのですね。
これから、もっと「本の結び屋」という職業を名乗れるよう勉強していきます。
もちろん、勉強だけじゃなく、実際に行動して「書く」ことも続けます。
こんなに惚れこんだ仕事を見つけたのは久しぶりなので、両思いになれるよう自分を磨きまくる! ダイヤの原石になってやるわよ!