「お嬢さん、君の人生が実りある豊かなものであるように。
なにものもそこに暗い影を落とすことのないように」
今日は、私の誕生日です。
以前、誕生日にこちら、村上春樹さんの
『バースデイ・ガール』をプレゼントしてもらっていて、
今年は今日、再読しようと決めていました。
久しぶりに読んだので、最初に読んだ時は主人公「彼女」のその後に
焦点を当てていなかったので、「あっ、読みこぼししてた」と気が付く。
メインはやっぱり、二十歳のころの「彼女」なんだろうけど、
その対比であるその後の彼女の描写も大事だなあ、と。
あと、謎のオーナーがいるレストランの奇妙さとかも、ちゃんと
読みこめてなかったなあ。
他の本で、「村上春樹の描写は具体的な比喩が多くて、イメージが鮮明」(意訳)
と書かれていたので、今回はその点も気にしながら読んだのですが、
確かに、比喩が鮮明なイメージにつながるように工夫されている。
「村上春樹、むずかしい~」という方や、「何か特別な本をプレゼントしたい」という方におすすめの短編です。
性描写がないので、未成年にも安心して読んでもらえる(笑)。
詳しくは、こちらの動画でも紹介しております!