みかづき通信

本の紹介、『架空の夫と』の読書日記、日々の生活の記録を残しています。

『麦本三歩の好きなもの』住野よる(著)

 

 

麦本三歩の好きなもの

麦本三歩の好きなもの

 

 


晦日読書マラソン2019の三冊目は住野よる(著)『麦本三歩の好きなもの』です!
表紙のゆるさと可愛さと冒頭の一話目に引き込まれて買ったものの、
年末になるまで読んでなかった。
その間に、新カバー版が出ていたりと進化を遂げていた、『麦本三歩~』。
住野よるさんの本はこれが初めてです。
一体、どんな話が展開されているのか、本を開く前からわくわくしました。
 
結果、微妙に消化不良。
 
帯から抜粋すると本書は
『図書館勤務の20代女子、麦本三歩のなにげない日常。』を描いている。
一話目からして、へにゃんっと脱力してしまう。
しかし、三歩の言動が変だ。
例えば、しゃがみこんで作業をしていた時、誰かに呼ばれた。
急がなければと彼女は『クラウチングスタート』の姿勢をとる(なんでだ)。
そして、伸ばした足に大学の先生がひっかかって盛大に転ばせてしまう失態を犯す。
無自覚に。
また、ある時は昼のラーメン屋で醤油ラーメン大盛を注文し、
腹を空かしている時の三歩は、心の中で
『おいおいあんまりうちの暴れ馬をじらしちゃ偉いことになるぜ』と呟く
(なんのキャラだ)。
しかもよく言葉を噛む。正直、宇宙人並みの不思議ちゃんでドジっ子。
作中で女の子も言っていたが「こういうタイプが男ウケするんだろうなー」と
思うと、少し鼻につくのが難点か。
別に、言葉をよく噛む設定なくても話は成立するのではないだろうか?
麦本三歩の性格は、好き嫌い分かれますな。
思考とかは面白いのに、キャラ設定が私と相性悪かった。残念。