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ふふふっ……ついに今年もこの季節が来ましたよ!
高楼方子ファンにはたまらない、十一月が!
この児童書は、一言で紹介すると
「古の文学少女がレースのハンケチを噛みしめるほどおもしろい少女小説」
ですかね。
主人公の爽子ちゃんは中学生。両親の仕事の関係で転校しなくては
いけなくなるのですが、偶然見つけた『十一月荘』という下宿屋に魅了され、
転校はせず、二カ月間だけ『十一月荘』で下宿することを決めます。
もう、この展開だけでもわくわくしてしまうのですが、
本作には、爽子が下宿先で書きはじめた動物たちの物語が挟まれたり、
気になる男の子に出会ったり、次第に爽子の書く物語と現実がリンクしはじめたり、
と……私は初めて読んだ時「あー、もうこれ青春時代の夢が詰まってる!」と
あまりの憧れ度に机に突っ伏しました。
以来、毎年十一月になると読み返している本ですが、飽きることがなく、
毎年「はあ、爽子ちゃんいいなあ。うらやましいな」と思いながら
物語に引き込まれていきます。
十一月に読む本に悩んだら、この本を私はおすすめします!
子どもにも大人にも喜ばれるプレゼントにもなるのではないでしょうか。