みかづき通信

本の紹介、『架空の夫と』の読書日記、日々の生活の記録を残しています。

読書の「広い」と「近い」のつながり

 類は友を呼ぶ、というが、本当だな、と思った話が一つ。

 

 以前、図書館で借りた本に、前の利用者の借りた本の一覧が書かれた紙が捨てられずに挟まっていた。

 当たり前だが、どこだれと特定はできないようになっているので、私は今までたいして気にせず捨てていたのだが、その時は、やけに長い一覧だったので、何気なくタイトルを眺めてみたら「おお、これぞ類友!」と思うジャンルの本がずらり。

 

 気になる本のタイトルがあったので、それだけメモして後は捨ててしまったが、ちょっとした物語になりそうな話だった。

 

 本の貸し出しカード(「耳をすませば」とかに出てくる本の後ろに差し込まれている貸し出しの履歴カード。借りた人の名前が書かれている)が廃止されてからだいぶ経つが、現代でもこんなことがあるんだな、と名も知らぬ人との縁を感じた。

 

 彼ないし彼女は、どんな気持ちで、この本(韓国の自己啓発とエッセイの中間みたいな本だ)を借りたのだろう?

 

 他の借りた本を見る限り、とても私と趣味が近い。

これがもし、読書会での出会いだったら、すぐに本を通じて友人になれたのではないだろうか。

 

 残念ながら、私の地元には読書会の集まりはコロナ前からなかったのだが、今度、地元で読書会を開いてみたい気持ちになった。

 ただ好きな本について語り合い、そこから縁を結んでいく。コロナが落ち着いた頃に、「本の結び屋」としてそんな場を作りたい。

 

 ネット上での住んでいる場所に関係ない「広いつながり」も大事だが、地元という「近いつながり」も大事なのではないだろうか。

 私の地元は都会ではないので、密を避けての読書会も開催できるかもしれない。

が、どれだけの人がこの「近いつながり」を求めているのかわからない。

また、私には読書会を主催した実績がないので、そこも今後の課題だろう。

 

 こうして考えると、「本の結び屋」を名乗るには、まだまだ修行が必要だ。

どうか見守って欲しい。

ゲームとの良好な関係を作りたい

 ああ、どうして自分はこんなにも計画性がないのか……。 

と、悩んでおります。

私、乙女ゲームという女性のヒロインがいて、攻略対象(男だったり女だったり)と基本的に恋愛を楽しむジャンルが好きなのですが、昨日から本格的にプレイし始めた「ニルアドミラリの天秤」という作品に、どっぷりはまっています。

 

ニル・アドミラリの天秤 色ドリ撫子 - Switch

ニル・アドミラリの天秤 色ドリ撫子 - Switch

  • 発売日: 2018/09/20
  • メディア: Video Game
 

 

舞台は、大正25年。没落華族のヒロインが、ある日、「稀モノ」という読んだ人の生死に関わる本から発せられる「アウラ」(オーラみたいなもの)が見えるようになる。そして、「稀モノ」を回収・保管している組織、通称「フクロウ」にスカウトされることから攻略対象と出会っていく……そんな流れのお話なのですが、小説や詩、短歌など「書く人」には深く「書くこと」について考えさせられるお話になっています。

 

 本編でも描かれていますが、「稀モノ」とは書いた人の強い思いが込められた本であり、偶発的にできあがってしまうことが多いのです。

その際、「書いた人」を罰すべきか? 

悪意がなく、ただ物語に思いを込めただけの人に罪はあるのか? 

善悪は表と裏なのだと、この物語は語ります。 

 

 まだ、攻略したのは一人目の鵜飼昌吾くんなので、物語に隠された秘密を全て読み明かしているわけではないのですが……それにしても、朝から晩までプレイしてると、もう体にガタがくる年齢です。

楽しい、楽しいけど、どこかでやめておかないと、翌朝、反動が自分にかえってくる。 計画性がない、と悩んでいたのはこのことです。

 

 区切りの良いところでやめられる性格だったら良かったのですが、物語がおもしろいと、「最後まで走り抜けたい!」という気持ちが、ね。出てしまいます。

 

 でもさすがに、ゲーム機の充電が切れる→充電中にアニメのニルアドBlu-ray見る→ゲーム再開する、はゲームに支配されすぎている。

 

 今日は「欲望をコントロールする」を頭に入れて、

ゲームと良好な関係を保ちたいです。

「本の結び屋」を目指して

 昨日は、遅ればせながらお問い合わせフォームを設置しました。

文章のご依頼、ブログの感想、質問などは今後、このフォームを使って送っていただけると大変嬉しいです。

 

 今日は、ちょっと今後のことについて書きたいと思います。

 私は、本と読み手との縁を結ぶ「本の結び屋」になりたいです。昔のお節介な近所のおばさんみたく、「この本いいよ!」と本とのお見合いをセッティングしたいです。

 

「本の結び屋」という役目を職業にもしたいので、いろいろと計画中です。

 

 そのためにには「信用」そして「実績」が必要であり、自分に足りていない部分だな、と今までのことを振り返って実感しました。

 

 では、どうやって「信用」と「実績」を得るか。

 

 これはもう、ブログやSNSで情報を発信していくしかない、という結論に達しました。ブログに足を運んでくださる方や、SNSでフォローしてくださっている方が

「うん、眼鏡の発信する情報は信用できる」と安心して思ってもらえるよう日々の精進が必要です。

 

 自分の文章の下手くそさを嘆く前に、「改善できる点はないか」「努力する方向を間違えてはいないか」と常に自分自身を疑う。そして、磨いていく。

 

 「信用」を得るのに、近道や裏技なんてないんですよね。

正々堂々、まっすぐに、まごころこめて書いていく。

 

 と、目標を掲げるのは簡単でも、なかなか実行に移すのは難しい。

けれど、少しでも「眼鏡は信用できるかも」と思っていただけたら……嬉しいですね。「信用」がいずれ「好き」に変わっていってくれると、もっと嬉しいです。

 

 そんな人いるかな? とドキドキして不安になることもありますが、この文章が誰かの胸に、ぽんっと届いてくれることを信じて今日もブログを更新します。

 

 今日は、青臭くて未熟者の言葉を連ねてしまいました。ああ、恥ずかしい!

 でも、これが今の私の本当の気持ちです。

信頼と実績の「本の結び屋」目指して、今日も頑張ります!

プロフィール お問合せ

【プロフィール】

名前:眼鏡(MEGANE)

Twitter@MEGANE80418606

【略歴】

北海道在住。30代。学生時代のいじめによりうつ病を発症。
成人後も社会生活に馴染めず、現在福祉のサービスを利用しながら社会復帰を目指す。
昔から得意なひとり妄想と、鬱々とした学生時代に面白さを発見した読書を楽しみに生活しています。

読書だけではなく、自分で物語を書くのも趣味で、

物語を紡ぐ/繋ぐ『本の結び屋』として修業中です。

 

【名刺代わりの小説10選】

源氏物語
・キッチン
・週末は彼女たちのもの
・さいはての彼女
・十一月の扉
シャーロック・ホームズ シリーズ
ハリー・ポッター シリーズ
・不思議を売る男
・小公女
・シャルビューク夫人の肖像


【受賞歴】

2021年…140字小説コンテスト「四月の星々」佳作

【書評】

2021年…「ブックレコメンド」にて書評を寄稿

【お問い合わせ】

 

◆お仕事の依頼、感想、お問合せはこちらのフォームから、お願いいたします。

※宗教・セミナーなどの勧誘、DM類はお断りいたします※

「手帳で夢をかなえる全技術」で得た気づき

 

手帳で夢をかなえる全技術

手帳で夢をかなえる全技術

 

 

「手帳で夢をかなえる全技術」(高田晃)読了。


 内容は著者の経験から発見した手帳術紹介されている。

全てが目新しいわけではないが、その中で特に、私が気づきや参考にしたいと思ったのは以下の三点である。


●行動力をつける「ポイント獲得リフィル」

 

 リフィルとは、システム手帳(リングがついたもの)に挟む紙(月間、週間、自作のものなど)のこと。

本書でいう「手帳」とは、主にシステム手帳を指している。

私もシステム手帳を使い、ほぼ自作リフィルを使っているが、夢をかなえるためのいくつかの行動にポイントを割り振り、「一日の合計が○点になるようにする」とは考えたことがなかった。

 夢をかなえるだけではなく、習慣化したいこと(運動、勉強、読書…etc.)を一つの週間の表にして、ポイント制にするのもゲーム感覚で楽しめて、効果がありそうだ。

 

●常に「一挙両得」を狙う


 一つのタスク(行動)で二つ以上の利益を収めよう、と本書では提案している。

「複数のタスク」を同時進行させるわけじゃないので、「二兎追うもの一兎も得ず」にならずにすむ。

 例えば、このブログに投稿した内容をニュースレターやメルマガに転用することで「一挙両得」になる。私が書いた内容のものが転用に耐えうるかは、また別の話になるが……。


●「五千円以下の買い物」は迷ったら買う


 本屋に立ち寄って、気になった本はあるものの

「何も得るものがない内容だったらどうしよう」と迷ったことはないだろうか。

 でも、よく考えたら大体の本は五千円以下。

 つまり最大損失も五千円以下

(これは財布事情と相談して、どこまでなら耐えられる損失金額かを決めるといい)。

 ずっと悩んで時間を浪費するくらいなら、さっさと買ってしまった方が良い。


 以上が、私が本書から得られた気づきである。つい、見落としていたことが結構多いな、と感じた。

 夢をかなえる近道は、こうした点を一つずつ修正していくことかもしれない。

「書く人はここで躓く!」で得た気づき

 

 

 

 ようやく、「書く人はここで躓く!」(宮原昭夫)を読み終わった。


 本書は、小説の「書き方」ではなく「作り方」について記されている。

著者も言っているが、これは小説の「ルール」ではなく「マニュアル」の書。


・どうにもうまく書けない人
・どう書いたらいいかわからない人
・書けたけど読者の反応がよくない人

 

向けに書かれている。

 この三つは、よほどの天才でない限り、「書く人」がいずれはぶち当たる壁ではないだろうか。私も、ちょうど今、この壁をどう攻略しようか悩んでいたのだが、本書を読んで「小説の作り方」について得た気づきがあった。


 その一つが、「説明」と「描写」の違いだ。

 

 この二つの違いは私の中で曖昧だったのだが、著者は明確に教えてくれている。
 例えばある「とある花」を説明するなら「美しい花」、描写するなら「紫色の小さな花」と書けばいい。


 描写の強みなのだが、「紫色の花」と描写すると読む人の、その時々の立場や心境によって読み方が何百通りにも変化する。逆に、「美しい花」と説明してしまうと、読み方は何百回読んでも「美しい花」でしかない。


 読書とは「演奏」なのだそうだ。

読む人は、文章という楽譜からストーリーを頭の中で演奏していく。

同じ本を読んでも、感じ方が違ってくるのはこれが理由だろう。

この読み手の「演奏」を邪魔しない、かつ、豊かなものにするには描写はとても大事なものだ。

 安易に、説明に走りがちな自分の小説の文章を読み返して、猛烈に反省し、今後の改善点が見えた。

 

 この他にも「小説の作り方」について気づかされた点が多々あった。

 著者の魅力的な文章で、わかりやすく例を交えながらの講義はとても有意義であり、

「なぜ、こんなにも素晴らしい本を積み本していたのか!」と後悔した。

「理想の執筆部屋」作り

 物を書くことを習慣にしている人は(プロ・アマチュア問わず)、

「理想の執筆部屋」を一度は夢みるのではないだろうか。

 

 私も、何度も「執筆作業部屋」として自宅から徒歩で通える圏内に、マンションを

借りようとしたことがある。正直に言うと、今も探している。

 どこも家賃が高く、とうてい一人で借りるには無理があるのだが。

 

 このまま、永遠に「理想の執筆部屋」を探し求める亡霊となるのか……。

 いや、だが、待てよ。と、現在の状況を整理してみた。

 

私は、

・一軒家の実家暮らし

・一人部屋を使っている

のだ。


 わざわざマンションを借りずとも、執筆したいなら、

好きなだけこもれる部屋がある。

私が目を皿のようにして不動産のサイトで探していた、「理想の執筆部屋」はここにあるじゃないか。

 

 ただ一点、『物であふれかえっている』という点を除けば。

 

『ならば、部屋を片付けてしまえばいいのでは?』と、いう正論が聞こえてくる。
 普段のずぼらな私なら「あーあー、聞こえない、聞こえない」と耳を塞ぐが、「理想の執筆部屋」のためだ。全てを片付けるのは時間がかかりすぎるので、

『視界から物を減らす』作戦に出る。

 

 仰々しく「作戦」といっても、なに、簡単な話だ。

 まず、机のすぐ横にある本棚から「今読みたい」と思う本以外は、段ボールや紙袋に入れて、机に座った時、視界に入らないところへ隠す。

 これだけで、だいぶ視界の情報が減った。

 

 次に作業机に置く物をPC関連以外、全て隠した。

 

 机に残ったのは、デスクトップPC、キーボード、マウス、マウスパット、PC画面を拭く布、飲み物を置くコースター、Bluetoothのイヤホン。

 

 部屋自体は綺麗になっていないが、机の作業スペースは広くなったし、

作業中に目に入る情報は格段に減った。

 これで集中して執筆できなければ、私の集中力に問題がある。


 荒業ではあるが、少しは「理想の作業部屋」に近づけたと思いたい。