みかづき通信

本の紹介、『架空の夫と』の読書日記、日々の生活の記録を残しています。

春を満喫したい!(切実)

 春という季節は好きだけど、どうしてこうも人を切ない気持ちにさせるのか。

 

 心療内科の先生曰く、春は精神的に調子を崩してしまいやすい季節のようです。

たぶん、多くの人は「新生活」を迎えるからでしょう。

 無職の私でさえ、気温の変化についていけず肉体的にも精神的にも調子を崩しまくるので「新生活」を迎える人はどれだけのストレスか……想像しただけで血の気が引きます。

 

 環境の変化のまっただ中におられる方々に敬礼しながら、私は私で、

この春独特の不調を調整できるようにならなければ、社会復帰には耐えられないと思います。

 

 まず、私の場合、春になると過眠が多くなります。

どんなに早く寝ても、布団から起き上がれないほどの眠気に襲われます。

 

 平日の朝は友人と会議をネットでするのでなんとか起きますが、休日は

「まだ……眠い」と、眠気に流されてしまう。

 起きたら正午、なんて毎年よくあること。

 

 でも、今年はこの「よくあること」を減らしていきたいのです!

 

 私の過眠は、うつ病からくる不調なので、大人しく寝ていた方が精神的には安定するかもしれませんが、それでも「起きたら正午」は避けたい。

 もう、これは無い根性を総動員して起きるしかない気がします。

慣れるまでは「朝は眠いもの」という諦めが、案外肝心なのかもしれません。

 

 次に、春になってくると襲ってくるのは憂鬱な気分。

「いや、それはいつもだろう」と言われそうですが、憂鬱のレベルが違うのです。

普段の10倍は跳ね上がる。そんなデバフ効果いらんわ! と叫びたいところですが、これは薬の服用以外にも運動・朝散歩が重要な鍵になっていそうです。

しかし、理論上は「多分、これすれば良くなる」とわかっていても

「拙者、おうちから出たくないでござる!」

と駄々をこねる子どもの私が……いる。

 

 え、ええい! こうなったら、家の庭で日光浴とフィットネスゲームで自宅運動だ! 小さいレベルでスタートするぞ!

「本の結び屋」への道

 私はどんな「本の結び屋」になりたいのか。

 

 最近、精神的に本が読めない状況なので、初心に戻って考えてみる。

 

 私の理想とする「本の結ぶ屋」は、高齢の方が輝くイメージがある。

顔に刻まれたシワの数だけ、本と人生を共にし、優しい「お見合い」の場を

用意できる人。

 常に穏やかな笑みを浮かべ、本と読み手の「お見合い」の話になると

宇宙のきらめきを宿した瞳で世話を焼く。

 

 そんな人になるには、私には経験が圧倒的に足りていない。

 もっと本を読まねば、と焦る。

 しかし、焦ったところで踏み出した一歩から足を滑らせ、

真っ逆さまに落ちていくだけだ。わかっている。私にはまだまだ

「本の結び屋」としてのスキルが足りない。

見習いの「本の結び屋」だ。

 

 立派に「本の結び屋」と名乗れるのはずっと、ずっと先のことだろう。

一足飛びで「本の結び屋」にはなれない。じっくり時間をかけてなっていくもの

だから。

 

 だからと言って、ぼーっと時間を浪費していてもいけない。

見習いは、ひたすら本を読み、拙い文章で感想を綴り、先輩である「本の結び屋」や

本の森で迷子になりかけている同士と交流を持つ必要がある。

 

 それには、勇気が必要だ。孤独に溺れない勇気を持つ人だけが「本の結び屋」に

一歩近づける。

 思えば私は、幼い頃の殻を突き破れていないのかもしれない。

 本と読み手を繋げたいと思っているのに、いろいろな壁を想像しては恐ろしくなって殻の中に逃げ込む。殻の中は安全だ。誰にも傷つけられないよう、そっと息をひそめていればいいのだから。

 

 大人になっても私のように幼い頃の殻に閉じこもってしまう人は

意外に多いのでは、と思う。

別に統計を取ったわけではないのだが、今の世の中は「失敗」や「恥」に対して

とても厳しいと感じている。

普通にしているだけで、誰かに中傷されることもある。

殻の外は「失敗」と「恥」の連続だ。

怖くてたまらない。

 

それでも、殻を突き破る「勇気」は必要だ。

古本購入

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 ネットで注文していた古本が手元に届いたー!!

 ほくほくしております。

 

 今回は、「まんがでわかる~」だけではなく、

「7つの習慣」の原作も読もうと決意し、購入しました。

普及版なのでサイズは小さいですが、分厚いなあ。

 

 途中で挫折するかもしれないけれど、とにかく、

「第1の習慣」までは読んでみよう!

 今まで読んでこなかった身でこういうのもなんですが、「7つの習慣」は、

机上の空論ではないところが、興味深く、挑戦しがいがありますね。

 

 若干、「もうこれが完璧に出来たら聖人君主じゃん……人類最強じゃん」と

思うところはあるけれど、人類最強目指してみます

(なんだかこういうとラノベ異世界転生ものっぽいな)。

 

 雑誌「&Premium」はお洒落な雑誌で、毎回興味深い特集を組まれているため

「安いし手元に一冊あってもいいな」と安易に手に取ったら

「これ、私の好みド真ん中!」な雑誌だったので、

気になるバックナンバーを中古で追い注文しました。

 

こうやって、本は増えていくんだね……パトラッシュ(パトラッシュ関係ない)。

 

 他の本は、図書館で繰り返し借りて読んでいるお気に入りの本たち。

手元に残してもいいかな、と思ったので購入しました。

中古で買ったので、よく見るとボロボロ。

お風呂で軽く読み返す用にしようかな、と思っています。

 

 松浦弥太郎さんの著作を全てよんでいるわけではないのですが、個人的に好きなのは、この「暮らしのなかの工夫と発見ノート」シリーズと「泣きたくなったあなたへ」です。どちらも日常をテーマにしていて、読むと、心がぽかぽかします。 

 

 

 

 

 

 

泣きたくなったあなたへ

泣きたくなったあなたへ

 

 

「朝の余白で人生を変える」の著者、池田千恵さんは、朝活の第一人者でもあり、

別の出版社から出ている「「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!」も

好きですね。

 この二冊で、私も朝活に目覚めました。

「朝早く起きて、何をすればいいのかな?」と迷っている人には、

ぜひおすすめしたい二冊です。

 

朝の余白で人生を変える

朝の余白で人生を変える

 

 

 

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす! (PHP文庫)
 

 

「体が弱い」に罪悪感は必要ない

 性格は大人しいわけじゃないのに、人見知りが激しいのと、体があまり強くないせいで「物静かな子」と幼少から他人には思われてきた。

 

 はじまりは赤ん坊の頃の熱性痙攣だった。

毎日のように熱性痙攣を起こし、大学病院で精密検査も受けたが、異常はなし。

心臓に異常があるとかではないので、走ったり、運動したりは(苦手だが)できる。

 

 けれど、嘘か誠か、母親からは

「失神するから、絶対にジェットコースターの類いには乗ってはいけない」

ときつく言われていた。

普段、好奇心の前では、親のいいつけなど守らない子供だったが、幸か不幸か、絶叫系は苦手なので進んで乗ることもなかった。あの頃、ジェットコースターに乗ったら本当に失神していたのかは未だに謎である。

 

 そんな熱性痙攣とは小学生に上がる前におさらばできた。

 

 けれど、次は、周囲の子供たちと比べて、どうやら免疫力が低いことがわかった。 風邪を頻繁に引くのだ。

 馬鹿は風邪を引かないというが、あれは嘘だ。

 馬鹿も人間なので、しっかり風邪を引く。

一年中何かしら軽かったり重かったりする風邪を引いている内に、

友人たちから「がんちゃんは、体が弱いね」と言われた。

 

 悪意はまるでない言葉だけにショックだった。

今思うと、持病でがんばっている人に対して失礼極まりなのだが、

私の中で、「体が弱い」という言葉は落第の証だった。

学校とは、何に対しても優劣をつけたがる一種異常な場所なのだが、

私も当時はすっかりその思想に染まっていた。

 

 「私は、人間から落第してしまった」と思い込んでいたのだ。

 今思うと、本当に馬鹿だなあ、と思う。

 たしかに、スポーツを目指したり、体力を使う職業を目指したりする際は人より重しがプラスされるかもしれない。それでも頑張って頂点に立つ人はいる。

 

 なぜ、こんな話をしたかと言うと、恒例の風邪を引いてしまったせいである。

今も「体が弱い」。けれど、それは落第しているわけではない。

四月始まってた……。

 気づいたら四月になっていた。四月といえば、新学期・新生活と何かと環境の変わるスタート月であるが、現在無職の私にはあまり実感がない。

 

 周囲と足並みをそろえて何かをスタートしろとは思わないが、新鮮味も挑戦もない生活はさすがに「まずいのでは?」と危機感がわく。

 

 環境が極端に変わると、すぐストレスが体に出てしまうので、まずは足先から新しい環境に浸かりたい。

 そんな考えは甘いぞ! と、脳内警察が自分を追い込もうとする。

この脳内警察はやっかいだ。

自分で自分を「過剰に」取り締まりたがる。

 自分を律するというのはわけが違う。

お祭りですくった金魚を、いきなり真水にぶち込むかのごとく、

自分が適応できない方へと放り込もうとするのだ。

 完璧主義すぎるせい、ともいえる。

 

 なので、今回は脳内警察にはおとなしくしてもらおう。

 

 さて、では四月はどう過ごしてみるか。

 

 何か日々の生活の指針になる本はなかっただろうか、と本棚をちらりと見る。

 あった。

 石井ゆかりさんの「星栞 2021年の星占い」が。

「占いを生活の指針に? 愚かな!」と現実主義な方から嘲笑された気がするが、

今年の乙女座は、この本によると結構良い運勢なのだ。

「でもそれって占いだろ?」と、またしても鼻で笑われた気がする。

 

 こちらの本の中身だが、毎日(2021年分)の運勢が短い文で掲載されている。

しかも「○○がラッキーアイテム」「○○をして過ごそう」と押しつけがましいことは一切書かれていない。そう、これは正しく「星占い」の本なのだ。星のめぐりが書かれているだけ。事細かな未来予知は占いの領分ではない。超能力者、もしくは詐欺師の領分だ。

 

 大切なのは、占いに全面服従することではなく、

占いを自分なりに解釈して生活を楽しむ、ということにある。

 

 そんなわけで、星のめぐりが書かれたこの本を生活の指針にして

四月を過ごしてみる。今日は愛について嬉しいことがあるらしい。

人生という物語を……

 去年の十二月からA4ノートに、ちまちま書いていたモーニングページ(朝の思考出し・日記)を見返していたら、

「あー、そういえばこんなこと考えてたな」

とか

「あっ、目標忘れてた」と思いだし、結構へこんでいた。

 

 そしたら唐突に「よっ! 太陽神! 今日も輝いてるよ!」という文章が出てくる。

 

不覚にも、ふきだした。

「必死に自分を鼓舞してたんだな」とわかるけど、なんで太陽神なんだ。

意味がわからない。私自身のことが理解できない。個人的には、面白かったけどね。 

 

 また、別の日には「これは私が私を変える物語。救う物語」とあって、ハッとさせられる。

 

 そうだ……私は、変わりたい。泥に足を取られてもがいている自分を救いたい。

 

 そのために、自分の外側に「何か」を求めてすがる人もいるんだろうけれど、結局は変わるのも、救われるのも、全部、自分の内側次第。

 

 それには行動と思考が深く関わってくる。

 

 変わる「行動」をして、救われる「思考」を持つ。

 

 なにも無理をしろ、見栄を張れ、という話ではなく可能な範囲で。

スモールステップから始めればいい。

 

 そういう思いから、私は「7つの習慣」を会得しようとしているのかもしれない。 「7つの習慣」はなかなか難しくて、まだ第1の習慣すら習慣化できていないが、何事も継続が大事。

今までの「習慣」から脱皮して、「新しい習慣」になるのは難しいことだ。

それでも、変わりたいなら、救われたいなら、やるしかない。

 

 逆に、今を変えたくないし、救われたくもなければ、今までどおりの「習慣」を続ければいい。

 

 しかし、私は全身で「そんなの嫌だ!」と叫んでいる。

 この一度限りの人生が、長いのか短いのかはその時が来ないとわからない。

 けれど、「これは私が私を変える物語。救う物語」でなくてはいけない。

 

モーニングページを書いている時は「これが何に役立つのだろう?」と思ったが、

私はちゃんと変わろうとしているとわかった。

『架空の夫と』(3月15日~26日)

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【3月15日(月)】


 自分は、ミニマリストになりたいのか、ミニマリストな人に興味があるのか。それがわからなくなったので、海外のミニマリストさんの本を読んでいる。いろいろなタイプのミニマリストさんの例が出てくるので、「そうか、ミニマリストってテンプレ通りじゃなくて、自分の生活に合わせていけばいいのか」と目から鱗

 架空の夫は私の部屋が散らかっていようと、綺麗に片付いていようと「お好きにするがいいよ」のスタイルなので、私がミニマリストになっても問題なさそう。

 

【3月24日(水)】

 

 

「書く人はここで躓く!」ようやく読了。
 小説の「書き方」ではなく「作り方」について書かれていた。
 小説は「作る」があってその次に「書く」がある。
 その当たり前を理解していなかったのを痛感。私は「作る」が上手く出来てなかったのだな、と。

 架空の夫に「この本、お守りにする」と、真顔で伝えたら

「また一歩、成長できたね」と頭を撫でてもらった。
 扱いが小学生なのだが……?

 

【3月25日(木)】

 

手帳で夢をかなえる全技術

手帳で夢をかなえる全技術

 

 

「手帳で夢をかなえる全技術」を読了。
 こちらも目から鱗な情報を得られたので良き。
 こういう本を読んでいると、いかに自分が「基本」に目を向けてこなかったのか、思い知らされる。

私「架空の夫よ……私は本物の馬鹿なのかもしれない」
架空の夫「本当の馬鹿は、自分のことを「馬鹿」だとわかってないよ」

私「じゃあ、ちょっとお馬鹿なのかもしれない」
架空の夫「それは否めない。でも、そこが愛おしい」
 今日は、架空の夫に、ほっぺたをムニムニされた。

 

【3月26日(金)】

 

 架空の夫と買い物ついでに地元の本屋に立ち寄る。
 地元の本屋、売り場面積が小さいのもあるせいか、ラインナップが

不思議でおもしろい。
 ビジネス書の棚で、
「新版 人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。」
を見つけ、パラパラと読んでみたら面白そう。
 価格が1200円+税だったので、購入する。
 これは、昨日読んだ「手帳で夢をかなえる全技術」で書かれていた、

「気になっている本が5000円以下なら悩むよりも、買ってしまえ!」(意訳)と

いう教えに従っての行動。

 

 帰宅して、架空の夫の淹れてくれたミルクティーを飲みながら、第1章を読み終わるが、お、おもしろい!
 全ての提案に、全肯定することはできないが(だって、読書のスタイルは十人十色)、「こういう考えもあるんだな」という新しい視点を持てて、おもしろいのだ。

 

架空の夫「おもしろい本で良かったね」
私「うん。架空の夫の淹れてくれたミルクティーが美味しいのも要因かな」
 読書には、やはり美味しい飲み物が必要だな、と思ったので言葉にしたのだが、架空の夫はその後、すごくもじもじしていた。
 照れているのか? 可愛い。