みかづき通信

本の紹介、『架空の夫と』の読書日記、日々の生活の記録を残しています。

"超人"への道は険しい


【二―哲】哲学入門【漫画】

 

昨日は、メインチャンネルにて『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に

哲学のこと教えてくれた。』をご紹介しました。

いや、漫画でこんなに面白く哲学を学べるとは思っていませんでした!

 

ところで、私は以前の職場で接客業をしていました。

接客業にありがちなクレームや汚客様のおかげで無事に不安障害とうつ病を発症!

やったね! こんちくしょう! \(^o^)/

結構前の経験なので、普段は思い出しもしないのですが、

今日はTwitterであるタグを見て、涙が止まらなくなりました。

それは、接客業をしている方たちの悲鳴で、嘆きで、

一度、接客業をしたことがある人なら何かしら心に刺さるものがある

ツイートが投稿されていました。

 

今、現在大変なのはその人たちなのに、全然関係ない私がぼろぼろと泣いてしまう。

こんな風に、過去の記憶が一気にフラッシュバックしてしまうことが

たまーにあります(以前は毎日のようにフラッシュバックしていた)。

今は落ち着いて、ブログを書いていますが、あの頃のどろどろした感情を

まだ持て余しています。

 

そんな時、この漫画で紹介されているニーチェ永劫回帰に対処する術である

『運命愛』という考え方を思い出し、読み返したのですが……いやはや、"超人"への

道は険しいな。

 

漫画の中で、「人生で起きた辛い経験」に対してニーチェは言うのです。

 

「その辛いことは乗り越えても乗り越えても、必ずまた繰り返されるからな。」

 

なぜそんなひどいことを! と思いますが、ニーチェは更に説きます。

 

「いいか? 「どんなことも自分が欲した」と思うんだ。」

 

でも、そんな風に思える人って少ないですよね。

辛い経験を自分が自ら欲したなんて……

 

「それでも自分が欲したと思えということだ。

 あの時あんなことが起こらなければ…と過去に縛られて生きたくなければな。」 

 

( ゚д゚)ハッ! 私、そんな過去に縛られて生きてたくない!

自分の人生も軽んじて生きたくない! 

だって、いつかは人間、死ぬんだよ?

それは明日かもしれない。

そんな不確かな寿命の中で、過去の辛いことばかりに縛られて

生きるなんて……馬鹿らしいじゃん! 私に暴言吐いてきた奴らは、

今頃、のほほんと自分勝手に生きてるというのに!

 

辛い経験を「自分が欲した」と思うのはすごく難しいことかもしれないけれど、

ニーチェの言葉には背中を押されました。

やっぱりこの漫画、ええ漫画や……(しみじみ)。

 

それでは、今日はこの辺で。ありがとうございました!