「あなたは将来何になりたいですか?」
「その夢は本物ですか?」
「なにがあっても、追い続けられますか?」
そりゃあさ、将来の夢があった方が、特別な一番星を見つけた気分になれる。
その夢がピカピカであるほど、喉から手が出る。
がむしゃらに自分だけの一番星を掴もうとする。
でも、ふとした瞬間に「あれ? これが私のやりたいことだっけ?」と
一番星のピカピカはただのメッキなんじゃないかと疑い始める。
「これは私の一番星じゃないのかも」
気づけば自分の周りに積み上げられたのは、ゴミ、ゴミ、ゴミ、ゴミの山。
ここですぐに「私の一番星はこっち!」と新しい光を見つけられればいいけれど、
何も見つからない人は、ゴミの山の中で途方にくれる。
まさに、今の私の状態です。
私は将来の夢を中学時代に見つけた。先生や親が鼻で笑って「それは無理だよ」と
言われても、いつか一番星を掴めると信じてた。
でも、30代に入って、未だに一番星を掴めないで、評価されない作品という
ゴミの山の中でうずくまってる。
いや、本当はゴミの山じゃないかもしれないけれど、本職(プロ)の
お眼鏡にはかからなかった。
結果を出さなければいけないので、私には価値があっても
今のところはしょうがないのだ。
一応、「こんなことやってみたいな」という別の星はちらほらと、
小さく光ってあるのだが、
それも本当にやりたいことなのか判断がまだつかない状態。
でも、最初から何が「上手くいく」なんて誰にもわからない。
私は、今の諦めかけている一番星をもう一度掴みに走ってもいいし、
新しい一番星を見つけて勇気の一歩を出していいのだ。