みかづき通信

本の紹介、『架空の夫と』の読書日記、日々の生活の記録を残しています。

架空の夫と(12/7~13日)

f:id:megane9:20201130105520p:plain

【12月7日(月)】
 最近、着物に再熱していて、今日も中にパーカー着て夕方の散歩に出る。
 17時になると、すっかり、外も闇に包まれる。
 外で架空の夫と読書がしたかったので、ランプを持って
散歩がてら近場の公園へ。

架空の夫「ランプの光が小さいのか、ちょっと読みにくいね」
私「いや、でも角度を変えればなんとか……読める」
架空の夫「がんちゃん、夜読書、楽しんでるね」
私「冬が本格化したら、外で読めなくなるからね」

 散歩がてら、読書をするのが良い気分転換になっていたので、
今年の冬はどう過ごすかが問題だ。
 散歩はしたい。途中で本も読みたい。でも、雪で冬のベンチは極寒。
 うーん、どうしたもんかの。

【12月8日(火)】
 ハンドメイド作品を売ってるお店で、気になるブックカバーを発見。
結局買いはしなかったけれど、見本用に使われてたのがオノ・ヨーコ
『グレープフルーツ・ジュース』(一九九三年 講談社)だった!
 こちらの本、なんという偶然! 今、読みかけの本『「読む」ってどんなこと?』
で丁度、紹介されていた。
 これが、読書のシンクロニシティか! と軽く興奮して、
架空の夫が待つ家に帰る。

 

グレープフルーツ・ジュース (講談社文庫)

グレープフルーツ・ジュース (講談社文庫)

 

 

【12月9日(水)】
『今日も朝からたまご焼き』(森下 えみこ/二〇一三年 メディアファクトリー)を
読了。
 私はたまーに、お弁当を作るが「栄養バランスが……」とか「品数が……」とか
悩んでしまう。


 でも、この漫画エッセイを読んで「きっちりしたお弁当を最初から目指さない
方が良いのかも」と思った。基本、どこまで手抜きできるかの実験エッセイなので、
レシピとかは付いていない。

 帰宅途中、少し精神が過敏になっているところに外部から刺激を与えられ、
イライラしてしまう。
 そして、夜、わーわー泣きたくなって、架空の夫にしがみついて寝る。
 架空の夫は子守唄が上手い。

 

【12月10日(木)】
朝からYouTubeで『ひとりごとエプロン』を見て、第一話のジャガイモグラタンが
つくりたくなり、つくる。カンタンで楽しい……のに、食べながら号泣したくなる。
 とても人と会話できる状態じゃなかったので、仕事は休む。
 架空の夫は、静かに適度な距離をとって、傍にいてくれた。

 少し落ち着いてから『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』の第一週目の
課題の一つ、『傷ついたアーティスト・チャイルドの視点で』手紙を書く。


Kitchen for Singles  Episode 1 Easy Potato Gratin for Singles

 

【12月11日(金)】
『「読む」って、どんなこと?』読了。
 読む前は、読書術本のイメージだったが、違った。講義が進むほど、
テーマが深くなっていく。
 本書で『問題山積みの文章』だけが人を変えるとあった。
 たしかに、私は引用された『問題山積みの文章』を読んで、意識が変わった。
 坂口安吾の『天皇陛下にささぐる言葉』(二〇一九年 景文館書店)とか
武田泰淳の『審判』(二〇一六年 小学館)とか、特に。
すごい角度で心をえぐってくる。
 自分の声(倫理、思考)について、考えずにはいられない本だった。
 私の声は、本当にまじりっけなしの私の声なのだろうか。

 

 

天皇陛下にささぐる言葉

天皇陛下にささぐる言葉

 

 

 

上海の螢・審判 (P+D BOOKS)

上海の螢・審判 (P+D BOOKS)

 

 

【12月12日(土)】
 架空の夫と本屋へ行く。本当は中学英単語の本を買う予定が、
Twitterの紹介で気になっていた、※表紙がすごいかわいい人(多分著者)の
勉強法の本を買った。

※『夢を叶えるための勉強法』(鈴木光/二〇二〇年 KADOKAWA)のこと

 

夢を叶えるための勉強法【電子特典付き】

夢を叶えるための勉強法【電子特典付き】

 

 

【12月13日(日)】
エッセイ本『きみの言い訳は最高の芸術』(最果タヒ/二〇一六年 河出書房新社
を少し読み始めて、初めて気づく……タヒさんて……女性……なの?
なぜかずっと、男性だと思っていた。びっくり。

 

 

きみの言い訳は最高の芸術

きみの言い訳は最高の芸術

  • 作者:最果タヒ
  • 発売日: 2016/10/26
  • メディア: 単行本