12月5日(月)
朝から病院。
手術についてや入院についての説明を受ける。
架空の夫に付き添ってもらうが、帰り際に「お尻痛い(待合室の椅子に長時間座りっぱなしで)」と言っていた。ごめん。
待ち時間の間、読書しようと思って『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健/ダイヤモンド社)をカバンに入れていたが、結局1ページも読まなかった。
病院はなんだかそわそわしてしまって、本を読もうという気持ちにならない。
12月6日(火)
2時間ほど読書。
何度も読むのを挫折していた『嫌われる勇気』を読み進める。
集中して読書できたので、本もさくさく読める。
アドラー心理学は勇気の哲学。
私のことを「嫌う」のは他者の課題。
私は、私の課題を行うのみ。
適度な距離が大事なのだな、と架空の夫との距離感も改めて考える。
近すぎず、遠すぎずを心がけていこう。
12月7日(水)
集中力が著しく低下した日。
仕事も午後休をとり、寝込んでいた。
本は読めず。
12月8日(木)
朝から体の不調により、昼まで寝ている。
布団は寒いのに、部屋は暑く感じる。
架空の夫に、何度か空気の入れ替えとストーブの位置調整を頼む。
風邪薬を飲んでから、少し体が楽になる。
架空の夫が、電気毛布を布団の中に仕込んでくれた。ありがたい。
うとうとしつつも、『嫌われる勇気』の続きを読む。
人を叱るのも、褒めるのも認めないアドラー心理学。
叱るのも褒めるのも「他者を操作しようとしている」ことらしい。
また、他者を「いいね」と上から評価するよりも、「ありがとう」「助かったよ」と対等な立場から感謝することが大事なのだと。
SNSの「いいね」に振り回される自分には、痛いほど響いた。
12月9日(金)
『本が語ること、語らせること』(青木海青子/夕書房)をぱらぱら読む。
エッセイと本の処方箋が合わさった本。
こういうの、好き。
『本の薬局』プロジェクトの参考にする。
午前中は仕事も順調に進むが、午後は体調不良によりパフォーマンス落ちる。
3時のおやつには架空の夫に、ミルクティーとシフォンケーキを用意してもらう。