みかづき通信

本の紹介、『架空の夫と』の読書日記、日々の生活の記録を残しています。

うつ病患者が探す「生きて良い価値」

おはようございます! 眼鏡です。
 
他のうつ病患者の方がどうなのかわからないのですが、
私は心の根っこの部分で「自分は生きていてはいけない」
「自分さえいなければ家族は上手く回ってく」という
考えを持っています。

そんな考え、さっさと捨てちまえ! と思うのですが
心がマイナス期に入ると今までずっと刷り込まれていた考えが
顔を出して、私を苦しめます。

本当は、「生きて良い価値」なんてどこにもないんですよね。
そんなん幻ですよ。おとぎ話ですよ。探しても見つからない。
なのに、心はいつまで経ってもその幻を追い求めて、
「自分に価値づけ」をしようとする。

また、こんな風に考えるのは「自分に自信がない」からなので、
無理やり「自分に価値づけ」しようとしてもマイナスな面しか
見えないため「ああ、やっぱり自分には生きる価値がない」と
落ち込んでしまう。

傍から見たら滑稽な話ですが、結構これって深刻なんです。
少しだけ想像してみてください。
自分で自分に「生きていて良いんだよ」と許可を出せない、ということは
次第に心を蝕んでいき、最悪な話、「死」を選択してしまいます。

この現象の解決策は、私も手探り状態です。
でも、まずは「マイナスな自分」を否定することをやめると良いかもしれません。
ずっと「自分に生きる価値はない」と思ってきたのですから、
急に「私、生きてていんだ!」という気持ちにはなりません。
無理に思考を矯正するよりも「『自分は生きている価値はない』と思って
生きてきたのだから、こう考えるのも当たり前」とマイナスな感情に
囚われている自分を認め、気分が向けば「じゃあ、こうしてみようか」と
改善策や対策を考えてみる。
そういう、小さなことから焦らずやってみると良い。
今すぐには無理でも、ちょっとずつ自分を認めて、自信がつけていく
ことは可能だと、私は信じています。
それでは、今日も良い一日を!