みかづき通信

本の紹介、『架空の夫と』の読書日記、日々の生活の記録を残しています。

B型支援をやめる(休む)勇気

どうも、眼鏡です。

先日、アクセス解析をチラチラと確認してみたところ

ある一定数の人はもしかして、B型支援の作業所について悩んでいるのかな? 

と思いました。

 

mikazukihousoukyoku.hateblo.jp

 

上記の記事の通り、私は、一旦B型支援の作業場を退所しています。

理由としては、モチベーションが保てなかったのと純粋に体力がなかったから。

B型支援の作業所は工賃が安い代わりに、

 

・作業時間が体調に合わせて選べる

・急に休んでも怒られない

・基本的に作業は軽作業

・通院の際の休みに融通が利く

 

というメリットがあります。

 

社会復帰へのリハビリや人との交流の場になる場所で、作業所によって特色があります。

今からB型支援の作業所を探す人は、見学と体験を納得がいくまで繰り返してみると

良いと私は思います。

又、作業所によっては(具合が悪くて)寝ているだけでも工賃が発生するところと、

休んでいた分は差し引かれ、実労働時間分の工賃しか発生しないところもあるので、

見学する際はそこを確認しておくと、精神的に後々楽になります。

 

工賃が安いのに目をつむれば、「至れり尽くせりでいいじゃないか!」と思われるかも

ですが、そもそもB型支援に行く理由が明確じゃないと私みたく続きません。

私がB型支援に行ったのは、「ただなんとなく、世間体を考えて」でした。

役所や福祉サービスを利用しているので、六カ月計画目標はたてるのですが、

どれも「それっぽいこと」目標ばかり。

 

工賃の安さがモチベーションを保てない原因でもありました。

特に面白みも感じない仕事を1時間やって300円未満の工賃。

工賃が極端に低いわけではないのですが、わざわざ苦労して外に出て、

「これ、何が楽しいんだろう」という作業をする時間……もったいなくないですか?

 

私は、自分の限られた時間をそういう風に使うのはもったいない、と思いました。

たかが1時間、されど1時間。

行けばあっという間に時間は過ぎるのですが、なにせ体力もないので、

通所するだけで一苦労。

朝から憂鬱な気分で目覚め、毎日休みの電話をかける苦痛。

 

「あー! なんか一旦、リセットしたい!」という気持ちがずっとありました。

でも、B型支援をやめる勇気がなかなかでなかったのです。

だって、B型支援にも行けないだなんて、もう自分は「駄目な人間」の烙印を

押されたようなものです(実際は違うのですが)。

明日なら、明後日なら、行ける。

そう信じて契約だけは更新してきましたが、ストレスから体に湿疹がではじめたり、

通所前に吐いてしまったりして、いよいよ限界の時がきました。

 

本来なら、ここまでひどくなる前に変なプライドを捨て、

退所すべきだったと今では思っています。

体にまで影響がではじめたら、治すのに時間がかかります。

ストレスがどれだけ恐ろしいものかは、精神疾患を抱えている方なら

わかっているはずです。

 

それでも退所できなかったのは、はっきりいって「くだらない見栄」です。

自分がまだ通所できるほど回復していないのに、周りを気にして無理やり通所を始め、

作業所でも元気に明るく振る舞うよう常に偽の仮面をかぶっていたのです。

そんな脆いコーティングでどうこうなるなら、うつ病になってませんよね。

 

「なんかもう、モチベーション保てない」

「通うのがつらい」

と思ったら、前に進もうとするのをやめて、一度立ち止まり、退所するのも

「勇気」なのでは?

 

まずは、ストレスでボロボロになった今の生活を立て直すことが最優先。

自分の可能な範囲で、活動できる時間割を作ってあげましょう。

最初はごくごく小さなことからでいいんです。

小さなハードルを越えて、自信をつけていけば、自然と心は上向きになります。

 

今、本当に「働くリハビリ」が最優先すべきことなのか。

それとも「心のリハビリ」が最優先すべきことなのか。

この二つを、自分の心に投げかけて、ゆっくり答えを出してみてください。

 

それでは、今日はこの辺で。お付き合いありがとうございました。